モリッツ・グロスマン「コーナーストーン」の世界25本限定の希少モデル

ヴィンテージから現行モデルまで幅広い時計を取り揃えるリベロが注目する新旧のレアモデルを紹介する連載コラム。第10回は、モリッツ・グロスマン「コーナーストーン」の限定モデルを紹介する。

ドイツ・グラスヒュッテから発信される気鋭のブランド

2008年に設立されたモリッツ・グロスマンは、ドイツ時計産業の中心地グラスヒュッテにおける主要なブランドとして時計愛好家の間で認知されている。このブランド名は、グラスヒュッテの発展に大きな功績を残した伝説的な時計師カール・モリッツ・グロスマンにちなんで命名された。

カール・モリッツ・グロスマンは1826年にドイツのドレスデンで生まれ、1842~1854年まで時計職人として様々な国で修業を重ねた。1854年にはザクセン州に戻り、グラスヒュッテにモリッツ・グロスマン時計製造会社を設立。1866年に論文「自由アンクル式脱進機」がロンドンの英国時計協会主催のコンテストで最優秀賞を受賞、1878年にはグラスヒュッテに時計学校を設立するなど、氏は工房の運営と並行して社会的な活動にも貢献。ところが、1885年にライプツィヒの公演中にグロスマンが急死したことでグラスヒュッテの工房は閉鎖されてしまう。偉大な時計師の名が時計の世界に知れ渡るのは、それから120年以上先の話になる。

カール・モリッツ・グロスマンが生前に掲げていた「シンプルでありながら機械的に完璧な時計」というビジョンに感銘を受けた時計師であり、マーケターのクリスティーネ・フッターは、モリッツ・グロスマンの商標権の確保に乗り出す。2008年にグロスマン・ウーレン社をグラスヒュッテに設立し、2010年にモリッツ・グロスマンのファーストモデル「ベヌー」を発表。グラスヒュッテの伝統と現代的な技術が融合した独自のウォッチメイキングは高い評価を受け、わずかな期間でドイツ時計のトップブランドとして地位を築き上げた。

 

世界限定25本で発売された「コーナーストーン」の希少モデル

2019年に発表されたモリッツ・グロスマンでは初となるレクタンギュラーケースを採用した「コーナーストーン」。フラットなケースと柔らかな曲線を描いたラグは、男性だけでなく、女性の腕にもフィットする。

このモデルのために設計された手巻きムーブメントCal.102.3は表と裏を反転にすることにより、手巻き機構と針設定機構を見えるようにレイアウトしている。約60時間のパワーリザーブがあり、実用にも優れていることも特筆すべき点である。

こちらで紹介する2022年に発売された世界25本限定モデルは、美しいホワイト グランフー・エナメルの文字盤が魅力。滅多にお目にかかれないアイテムゆえ、コレクターズアイテムとしての価値も非常に高い。人と被らないレクタンギュラーケースをお求めの方にぜひオススメしたい1本だ。

 

  • モリッツ・グロスマン
    コーナーストーン
    Ref. MG-001950(2022年製造)
    18Kローズゴールドケース
    縦46.5×横29.5mm
    手巻き(Cal.102.3) 商品の詳細はこちら≫

  • 時計を裏返すと、ドイツ・グラスヒュッテの伝統に基づいた美しい仕上げを堪能できる。

 

商品の詳細はこちら≫

 

 

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