手巻き式ならではの魅力が堪能できるロレックス「コスモグラフ デイトナ」Ref.6263

ヴィンテージから現行モデルまで幅広い時計を取り揃えるリベロが注目する新旧のレアモデルを紹介する連載コラム。第3回は、ロレックス「コスモグラフ デイトナ」Ref.6263の前期モデルを紹介する。

“手巻きデイトナ”の最人気モデルRef.6263とは?

ヴィンテージロレックスの魅力を語る上で外すことができない大定番「コスモグラフ デイトナ」の手巻きモデル。

該当するいくつかのモデルは、製造期間が1963~1988年までと長かったことから、その間に様々な仕様の変遷がある。なかでも最人気を誇るのは、ねじ込み式のクロノグラフプッシャーが正式に採用したモデルのひとつ、Ref.6263だろう。

同時期に製造されたRef.6265とこのモデルとの違いは、ポンプ式のクロノグラフプッシャー時代のRef.6241やRef.6264と同じように、プレキシガラス製のタキメーターベゼルの採用にある。

Ref.6263とRef.6265は1971~1988年までと手巻き時代の「コスモグラフ デイトナ」では最も製造期間が長かったロングセラーであり、その間で幾度も仕様が変更されている。ダイヤルカラーは、ブラックとシルバーの2種類がある。

 

  • ロレックス
    コスモグラフ デイトナ
    Ref.6263(1979年製造)
    37mm径
    手巻き(Cal.727)
    “ビッグデイトナ”前期モデル 商品の詳細はこちら≫

 

貴重な付属品まで揃うRef.6263のシルバーダイヤル

こちらの1979年製造の個体について解説する。Ref.6263の12時間積算の上に赤字でプリントされた「DAYTONA」の表記が加わるのは、1975年頃からだと言われており、該当するモデルはマニアの間で“ビッグデイトナ”の愛称で親しまれている。製造された時期によって仕様が微妙に異なり、1980年を堺に12時間積算から少し離れた位置にプリントされるようになる。

 

  • “ビッグデイトナ”の後期モデルで見られる、12時間積算から少し離れた位置に「DAYTONA」のプリントを配した通称“フローティング”と呼ばれる仕様。

 

ねじ込み式のクロノグラフプッシャーも個体の評価を決定付ける重要なパーツである。“ビッグデイトナ”の前期モデルは“マーク2プッシャー”、後期モデルには“マーク3プッシャー”と呼ばれるタイプが装着される。両者のディテールの違いはボタンの形状にあり、後者から溝が入るようになる。

 

  • Ref.6263のと特徴であるねじ込み式のクロノグラフプッシャーも注目すべきポイント。こちらの個体は“マーク3プッシャー”に交換されている。

 

ブレスレットはミドルケースと年代が合う1976~1988年の期間製造されたRef.78350/571が装着されている。このブレスレットは、両脇のコマを無垢、中央のコマを中空にすることで前作のRef.7835/371よりも堅牢性が格段に向上させている。

 

  • 「コスモグラフ デイトナ」の手巻きモデル専用のブレスレットの最終モデルとなるRef.78350/571。

 

この他にもベゼルや夜光の保存状態もチェックすべきポイントに挙がる。さらには、貴重な付属品の有無でも価格は影響が出てくる。この個体には、日本ロレックスのギャランティのほか、「6263」のシールが貼られた当時のボックス、コスモグラフ冊子、ロレックス冊子などが付属する。

 

  • ギャランティはもちろん、こちらに並ぶ付属品はそのどれもに価値がある。

 

Ref.6263に限らず、「コスモグラフ デイトナ」の手巻きモデルは年々入手が難しくなっている。購入の基準は人それぞれかもしれないが、評価が高い個体であればあるほど満足感を得られるはずだ。

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