世界に2本しか存在しないモリッツ・グロスマンの特別な「ベヌー」

ヴィンテージから現行モデルまで幅広い時計を取り揃えるリベロが注目する新旧のレアモデルを紹介する連載コラム。第30回は、モリッツ・グロスマンの限定モデルの中でも特に希少な「ベヌー37 ジャパンリミテッド」を紹介する。

2008年に設立されたモリッツ・グロスマンは、ドイツ時計産業の中心地であるグラスヒュッテにおける主要なブランドの一つである。ブランドの名称は、グラスヒュッテにおける時計産業の発展に大きな功績を残した時計師、カール・モリッツ・グロスマンに由来する。 日本市場においては、2014年に「モリッツ・グロスマン・ジャパン株式会社」が設立され、翌2015年には世界初となるモリッツ・グロスマンブティックが開店した。それ以降、日本の時計愛好家のためにいくつかの限定モデルが発売されている。今回紹介する「ベヌー37(MG-003105)」は、これらの限定モデルの中でも特に希少な2本のみ製造されたものである。

 

 

「ベヌー37」について

ブランドのファーストモデル「ベヌー」シリーズに、2018年、小径モデル「ベヌー37」が新たに加わった。

「ベヌー37(MG-003105)」
直径37mmのステンレススチール製ケースは、オリジナルデザインの魅力を損ねることなく、均整の取れた形状に仕上げられている。文字盤は19世紀の技法である「シルバーフリクションコーティング」を施しており、表面にはわずかに粗さが残るように仕上げられている。旧デザインのブランドロゴや、1930年代の腕時計からインスピレーションを受けたアラビア数字と分目盛りは、シルバーコーティングの前にエングレービングされ、その後ラッカーを流し込むことで完成させられている。

 

  • モリッツ・グロスマン
    ベヌー37 ジャパンリミテッド
    型番:MG-003105
    素材:ステンレススチール
    ケース径:約37mm
    文字盤:シルバーフリクションダイアル
    ムーブメント:手巻き 商品の詳細はこちら≫

ブランドの特徴の一つであるブラウンバイオレットの針は、職人が約280℃の焼き戻しによって発色させたものである。木の葉形状の針は、ブランド史上最も細い0.05mmのものを採用しており、文字盤との組み合わせは非常に気品あるデザインとなっている。この特別な仕様は、世界にわずか2本しか存在しないモデルである。

 

 

ムーブメント「キャリバー102.1」

「ベヌー37」には、キャリバー102.1が搭載されている。このムーブメントは直径26mm、厚さ3.45mmというコンパクトな設計であり、クラシカルな5分の3プレート、新設計の脱進機、オリジナルの緩急調整装置を備えている。シースルーバックからは、ブランドの特徴的な技術と芸術的な手仕上げを楽しむことができる。

一見するとシンプルに見えるこの1本は、各部が職人の手作業によって丁寧に仕上げられており、極めて高い価値を持つ時計である。

 

 

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